新しい経営スタイルや働き方の研究や「ごきげんな人と組織が増えちゃう」活動をしています。また管理やコントロール、権限、これまでの常識を“手放す”経営を実践しています。
完璧な経営者なんて 存在しない
2017年、坂東は心が引き裂かれそうな思いで、経営者としての日々を送っていました。
自分なりの理想をめざして設立した会社。
社員を採用し、教育を行い、経営理念や行動指針をつくり、オシャレなオフィスも構えた。
売上も毎年増えていました。
しかし、なぜか社員の目には活気がなくなっていき、空気もどんどん重くなっていく。
社員のちょっとしたミスに苛立ち、心ない言葉をぶつけてしまう自分がいました。
このままでは自分が壊れてしまう。
どうしようもなくなった坂東が辿り着いたのが、すべてを「手放す」ことでした。
規則やルールを撤廃し、握っていた権限を手放し、使った経費を開示するという秘密のカギまで手放しました。
これでもう大丈夫だろうと思った坂東でしたが、社内の反応は思惑とは真反対でした。
社員は当惑し、次々と退職していったのです。
坂東の心の傷は、より一層深くなりました。
もうわけわかんない!
いい組織って一体なんだよ!
誰か教えてくれよ!
心からの叫びから誕生したのが、いま坂東が所長を務める『手放す経営ラボラトリー』です。
『手放す経営ラボラトリー』を立ち上げ、次世代型、進化型と言われる会社の経営者と会っていくなかで、気が付いたことがありました。
組織づくりには正解もゴールもないということ。
そして世間的にすごいと言われている経営者でも、みんな悩みを抱えているということです。
「彼らと接するうちに、それまで隠していた(隠さなければならないと思っていた)自分の弱さや未熟さを認め、向き合うことができるようになった」
不思議なことに、そう思えるようになったとたん、あれほど求めた優秀な人やすごい能力を持った人たちが、仲間として坂東の周りに自然と集まってきました。
立ち上げ当初、坂東のやっていることはわけがわからんと言われた『手放す経営ラボラトリー』も、そんな仲間たちの自律的な活動によって、ビジネスとして軌道に乗ろうとしています。
小説家 村上春樹は、デビュー作『風の歌を聴け』の冒頭で、主人公の僕にある作家が語ったこととして、こんな言葉を紹介しています。
「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」
経営たるもの完璧でなければならないと思い、それゆえに悩み苦しんでいる経営者がいたら、ぜひ坂東と話してみてください。
少しだけ肩の荷が下りると思います。
(紹介文:SUGARMAN)由佐美加子さんに泣かされました😭
トークライブのゲストとして出演していただいた由佐美加子さん(みぃちゃん)に、ライブ中に即興で私のセッションが始まり、15分で内面をひもとかれて泣かされてしまいました。「今日斬り」というYouTubeコンテンツをつくることになったきっかけにもなったエピソード。
会社員時代〜起業〜なぜ手放す経営なのか?に至るまでの坂東孝浩のストーリー
社会人になってからどんなキャリアを経てきたのか?なぜ手放す経営や新しい経営スタイルに関心を持ったのか?そうしたことについて話しています。経営実践研究会という会合でプレゼンテーションさせていただいた時の動画です。
プロフィール
神奈川県出身。早稲田大学卒。
スタートアップから大企業まで、あらゆる組織課題の解決に携わってきた。その数800社以上。お会いした経営者は4000人を超える。2018年に手放す経営ラボラトリーを設立。「管理しない経営」「誰もが意思決定できる組織」「給与は話し合って決める」「理念も事業計画もない」など最先端の組織や経営スタイルを研究。進化型組織のリサーチ数では(おそらく)日本一。経営を進化させるプログラム「DXO(ディクソー)」を開発。全国の企業への導入支援を行っている。また自社でも“手放す経営“を実践。勤怠管理やマネジメントを手放し、経営権も分散化するなど、身体を張った実証実験を行っている。その過程で起きるさまざまな出来事も実況中継している。現在は福岡と横浜の二拠点生活。趣味は畑仕事、茶道、葛藤。
株式会社ブレスカンパニー代表取締役
ディープブレスカンパニー株式会社 代表取締役
株式会社サザナミーティング 取締役
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