※このページのコンテンツは「睦乃守工房」が所有の著作物です。二次転載及び無断転載禁止です。 朱里すみは、笹原真央の2人による創作ユニット「睦乃守工房」の活動を紹介しています
オリジナルでは「恋華夢想神奇譚」の最新情報、キャラ、絵のメイキング、物語本編小説、イメージ曲をメインに紹介。二次創作の作品もあります。
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うさ耳菜花ちゃん〜睦守年賀絵2023
【笹原真央の最新作】
(前回までのあらすじ)神の顕現に失敗続きの時雅は、やっと神の少女を顕現に成功するが記憶が無い不具合があった。とりあえず、少女は桜華と名乗ることにするが神だと云う実感は湧かない。その後、桜華が助けて傷の癒えた化け猫の乃威と杏璃と共に皆は京の驚異となりつつあった任侠屋敷の事態を収拾させる。異変の元凶の三坊猪熊町の荒神を信仰対象として祭り…その防人に任侠若頭の金慈を任命した。それは、彼への時雅の配慮と悪神でも強力な神は利用すべきと考えた夫婦神の提案でもあった。それから約ニ~三週間が経過した頃に時雅と乃威、伊弉諾は、結界の修復の為に奈良の吉野山に訪れた。そこで、彼等は大山積という神と修験者である役小角と出会い霊山の異変を協力して解決しようとの話になる。 だが、その後…霊山の主である大山積神は信仰と共に自身の霊力を奪われ、三貴神の一柱である月読尊も信仰不足で今にも消えそうになったり、修験者達と陰陽寮勢力の会談で、お互いの部下の討論が切欠で争う形となってしまう等未曾有の事態へ。時雅と嘉月率いる陰陽師勢力は、役小角率いる修験者勢力の穏健派と一言主神と協力して、対立する革新派リーダー格の呉羽、岳、謙介を苦戦しつつも何とか屈服させて消えつつあった三貴神の一柱である月読尊と霊山の主である大山積の霊力を復活させることに成功するのだった。そして、その後…陰陽寮と瑞烏天山は同盟を結ぶ。それは、今後の互いの目的のためでもあった――◆◇◆◇(今回のあらすじ)「これは違う…わたしの知る吉野山異変とは似ても似つかない」「でも、収穫はあった…」桜華と杏璃は再び見た夢の中の出来事を振り返り、そんな話をする。一方で、時雅は夜に訪ねて来た一言主神と先日の吉野山異変の裏で暗躍していた存在は…?という話をしていた。「しまった…鼠がいたか」一言主神と時雅は話を盗み聞きしていた存在に気づくと直ぐに追い詰めるも、それはけたたましい笑いと共に姿を消してしまう。そして、次の日…山童という妖怪が人間に化けて大山積神の使いだと言い訪れた。乃威が敵襲と早とちりをして山童を攻撃するも直ぐに駆けつけた時雅の一声で事態は収まって一週間後に大山積神の主催で宴会の話が纏まる。――宴会当日。「さあ…じゃんじゃんやってくれ!今日は無礼講だ」お酒を飲む気満々の大山積神が乾杯の音頭を取ると各々宴会を楽しみ始めた。そんな中で大山積は時雅と桜華に自身の娘である岩長姫の話をする。その話は面白可笑しく脚色されていたが、時雅はもしかすると…という意図を何となく感じていた。宴会の後日…時雅は昨日に大山積神が話してたことを考えて思い悩んでいると、伊弉諾が大人姿で表れて助言する。「岩長姫を顕現させろ――」助言=神託を受け取った時雅は、そのことを桜華に伝えるが…彼女は他に思うこともあり、あまり良い気分はしなかったのか少し刺々しい発言をしてしまう。それを拒絶されたと勘違いをした時雅は怒り、桜華とケンカをしてしまうのだった――