- 8月5日(月)『ドリフに大挑戦60週年 真夏もコントで大爆笑スペシャル』という番組の内容について、意見させていただきます。 番組の中で、プリンをバカ食いする場面がありました。 番組制作者も出演者も、プリンに使われている卵がいかに畜産動物の苦しみによる産物であるか、ご存知無いからこそ、何の問題も感じずにあのような場面を放送したのだろうと推測します。 卵の裏側に隠されているあり得ないような残酷な事実を知る視聴者にとっては、思わずチャンネルを変えたくなった場面でした。 今後二度とそのような内容を制作することの無いよう、その事実を知っていただきたくお伝えします。 まず採卵鶏のオスのヒヨコについてですが、生まれたその日に全てシュレッダーにかけられるか、その他の方法て殺されます。 何故ならオスは成長しても卵を産まないため、畜産業にとってゴミ同然の価値だからです。 日本では毎年、年間1億1千万羽のオスのヒヨコが殺されています。 こんなにも命は軽視されて良いものなのでしょうか? インスタやXなどのSNSで、シュレッダーにかけられるヒヨコの動画を見ることができるので、是非ともご確認下さい。 次に日本の採卵鶏は98%がバタリーケージという極狭な檻に閉じ込められっぱなしで、ただ卵を産み続ける機械のように扱われています。 A4サイズのスペースに鶏2羽が詰め込まれているほどの状態で、何の楽しみも無くストレスフルな一生を過ごします。 この極狭檻からやっと出られるのは屠殺に向かう時ですが、あり得ないことに、今までよりさらにぎゅうぎゅうにコンテナに詰め込まれて運ばれ、屠殺待ちのために最悪の場合、三日三晩もその状態のまま飲まず食わずで放置されます。 そして、日本では屠殺の際には鶏にはスタニング(気絶処理)は施されないため、年間61万羽の鶏が生きたまま茹で殺されています。 生きたまま茹で殺される鶏について、屠殺従事者は『鳴き叫び、足を蹴り、目玉が頭から飛び出る』と述べています。 その苦しみは想像を絶するものでしょう。 こんなにも採卵鶏が生き地獄を押しつけられているのは、日本人が卵を消費し過ぎているからです。 そして、卵の値段が安すぎるからに他なりません。 日本の畜産動物福祉は、世界動物保護協会の評価によると最低レベルのGランクで、G7で最下位という先進国として恥ずべき現状です。 つまり採卵鶏に限らず、肉用の鶏も豚も牛も乳用牛も、ほとんどが放牧ではなく、自由の全く無いストレスフルな一生を送った挙げ句に殺されています。 この畜産動物達の生き地獄は、『感謝していただきます』などと言う消費者の意識からはほど遠く、改善させる必要があることは明白です。 世界には飢餓人口が8億人も存在し、5秒に一人の子どもが飢え死にし、毎日2万5千人が飢えと貧困で亡くなっていることや、畜産業の地球への悪影響(地球沸騰化、アマゾンの森林破壊、水の枯渇、水質汚濁、大気汚染)などを鑑みても、バカ食いや大食いをテレビ番組で平気で放送することは、あまりに倫理観が低すぎます。 ゆえに、卵を材料としているプリンだけでなく、肉などの畜産物の大食い、バカ食い番組は、今後決して制作しないで下さい。 御社の理念が倫理的、人道的なものであり、知性ある人間として正しい判断を下すものであることを期待します。
- 酷暑の中、 外に繋がれたまま衰弱している犬が全国に数多く存在します。 2022年の調査結果では、日本中に外飼いの犬が40万頭存在するとのことです。犬の適正温度は25度、湿度は50%です。動物愛護管理法44条の2には、『その健康及び安全を保持することが困難な場所に拘束し、…衰弱させること、…を行った者は、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する』とあります。また、この法律に基づき、H22年環境省発表の『飼育改善指導が必要な例』として、『外飼いで鎖に繋がれるなど行動が制限され、かつ寒風雨雪など厳しい天候から身を守る場所が確保できないような状況で飼育されている』ことは、虐待・ネグレクトに該当する可能性があるとしています。酷暑の外飼いは『虐待的飼養』として、 飼い主に対し室内飼いへの改善を促して頂きますよう、番組での呼びかけをお願い致します。限界寸前の犬も居り一刻の猶予もありません。 喫緊の課題として、早急にメディアで啓発して頂きますよう重ねてお願い致します。
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