シロクロ製靴(しろくろせいか)は
大仏さまのお膝元、
奈良「きたまち」の小さな靴製作所。
『暮らしになじむ、普段の靴』をモットーに
シンプルな革靴を作っています。
「シロクロ製靴」という屋号は
夫婦それぞれの出身地に由来。
福島県、白河市出身の妻と
栃木県、黒磯市(現、那須塩原市)出身の私。
白河の「白」と黒磯の「黒」を合わせて「シロクロ」。
「製靴 (せいか)」とは靴の工場によくつけられる呼称。
「規模は小さくとも、志は工場で」
という
思いを込めてつけました。
当時勤めていた、広島のスニーカー工場を辞め、
地元で起業しようと話し合った際に
「せっかく広島まで来たのに
真っ直ぐ帰るのはもったいない」という
ぶらり途中下車の旅的な妻の一言から、
奈良に住み始めて7年が経ちました。
ふたりで始めたシロクロ製靴でありますが
昨年のコロナを期に妻は裏方へとまわり
私はそれまで注力していた靴教室での講師業を終え
自身の靴作りへと重心を移して再始動。
同時期に家族となった愛猫の給太郎を
非常勤の広報担当に据えて、今に至っています。
伊藤 孝 1975年 生まれ
自動車整備の専門学校を卒業後、バイクの開発業務に8年ほど従事。
個人で完結するものづくりに憧れ、製靴の専門学校に入り直す。
東京の靴工場で働いたのち、
母校に講師として勤務。
機会を得て、 興味のあった広島のスニーカー工場で研鑽を積む。
2014年、奈良にて起業。
自身の靴と平行して大阪の靴教室での講師もおこなう。
コロナ禍を経て、
自身の靴作りに重心をおく。